近年、高性能なスマートフォンが高額化する中で、コストを抑えてスマホを使いたいというニーズが高まっています。そんな中、注目を集めているのが、ガラケー風のレトロデザインを採用した「Mode1 RETRO II」。物理テンキーを搭載しつつ、Android OSを採用した懐かしくも新しいスマートフォンです。この記事では、Mode1 RETRO IIを格安SIM(MVNO)で活用する方法を、対応バンドから初期設定、おすすめのMVNOまで徹底解説します。
Mode1 RETRO IIと格安SIMの相性:基本情報
対応バンドと主要MVNOの対応状況
Mode1 RETRO IIは、SIMフリー端末として販売されており、以下のバンドに対応しています:
通信方式 | 対応バンド | 主なキャリア | 利用可否(目安) |
---|---|---|---|
4G LTE | B1/B3/B8/B19/B20/B26/B28b/B41 | ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイル | ◎(ドコモ系◎、au系〇、SB系〇) |
3G | B1/6/8 | ドコモ/ソフトバンク | △(通話・SMS向け) |
ポイント:ドコモのプラチナバンドB19に対応しているため、ドコモ回線の格安SIMと特に相性が良好です。
SIMロック解除の必要性
Mode1 RETRO IIは最初からSIMロックがかかっていないSIMフリー端末のため、SIMロック解除の必要はありません。お好きなMVNOのSIMカードを挿入すればすぐに使えます。
格安SIMでMode1 RETRO IIを使うメリット・デメリット

メリット
- 月額料金が大幅に安くなる(大手キャリアに比べて半額以下も可能)
- 自由なプラン選択(データ重視、通話重視、使い放題など柔軟に選べる)
- デュアルSIM対応で、2つの回線を使い分け可能(例:仕事用と個人用)
デメリット
- サポート体制がやや弱い(基本的にオンラインサポート中心)
- APN設定など初期設定が必要(とはいえ、1回設定すればOK)
- キャリアメールが使えない(代わりにGmailなどのフリーメールを利用)
Mode1 RETRO IIにおすすめの格安SIM
1. IIJmio(アイアイジェイミオ)
- 回線:ドコモ・au
- 料金プラン:2GB 850円~(音声通話付き)
- 特徴:
- 高速通信と安定性に定評あり
- eSIM対応でデュアルSIMも使いやすい
- Mode1 RETRO IIとの相性:◎(ドコモ回線推奨)
- IIJmio
2. mineo(マイネオ)
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- 料金プラン:1GB 1,298円~(音声通話付き)
- 特徴:
- トリプルキャリア対応で柔軟性が高い
- 独自の「ゆずるね。」機能などが人気
- Mode1 RETRO IIとの相性:〇(ドコモ・au系で安定)
- mineo(マイネオ)
NUROモバイル
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- 料金プラン:VSプラン3GB 792円~(音声通話付き)
- 特徴:
- ソニーグループ運営で信頼性◎
- NEOデータフリーで対象SNSはデータ無制限
- Mode1 RETRO IIとの相性:◎(ドコモ回線推奨)
- NUROモバイル
4. OCN モバイル ONE(※新規受付停止中)
- 回線:ドコモ
- 料金プラン:500MB 550円~(音声通話付き)
- 特徴:
- NTTコミュニケーションズ運営で信頼性◎
- 通話オプションも豊富で初心者にも安心
- Mode1 RETRO IIとの相性:◎
※OCN モバイル ONEは、2023年6月より新規契約の受付を終了しています。現在は、他のMVNOを検討することをおすすめします。
格安SIMの契約から利用までの流れ

Mode1 RETRO IIで格安SIMを使うには、以下のステップで簡単にスタートできます。
ステップ1:SIMフリー端末(Mode1 RETRO II)を準備
Mode1 RETRO IIはSIMフリー端末なので、すでに購入済みであればそのまま利用可能です。
ステップ2:格安SIMを提供するMVNOを選ぶ
IIJmio・mineoなど、利用エリアや料金、キャンペーンなどを比較して選びましょう。
ステップ3:公式サイトから申し込み
各MVNOの公式サイトから必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードして申し込みます。
ステップ4:SIMカードの到着を待つ
通常は2〜3日でSIMカードが届きます。端末と一緒に使えるnanoSIMサイズを選びましょう。
ステップ5:SIMを挿してAPN設定を行う
SIMを挿したら、次章の「APN設定ガイド」を参考に設定を行いましょう。
ステップ6:通信・通話テスト
設定後はインターネットや電話が正常に使えるか確認します。
これで、格安SIMによる通信環境が整います!
Mode1 RETRO IIで格安SIMを使う際の初期設定ガイド
APN設定の手順
- SIMカードを挿入
- 端末を起動し、設定アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名(APN)」へ進む
- 「+(新規追加)」をタップし、MVNOから指定された情報を入力
- 入力後、「保存」し、選択して有効化
例:IIJmioのAPN設定情報(ドコモ回線)
- 名前:IIJmio
- APN:iijmio.jp
- ユーザー名:mio@iij
- パスワード:iij
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP
よくある質問(FAQ)
Q1. Mode1 RETRO IIはテザリングに対応していますか?
A. はい、対応しています。APN設定が正しく行われていれば、テザリングも問題なく利用できます。
Q2. デュアルSIMで異なる回線(ドコモ+auなど)は使えますか?
A. Mode1 RETRO IIはデュアルSIM(DSDV)対応のため、異なる回線の同時待ち受けが可能です。
Q3. 通話品質は問題ないですか?
A. 利用するMVNOと電波環境により異なりますが、ドコモ系回線なら安定した通話が期待できます。
Q4. VoLTE(HD音声通話)には対応していますか?
A. Mode1 RETRO IIはドコモ・au・ソフトバンクのVoLTEに対応しています。ただし、MVNOやエリアによって使えない場合もあるため、詳細はMVNO公式サイトで確認しましょう。
まとめ
Mode1 RETRO IIは、そのレトロな見た目と現代的な機能を両立したユニークなSIMフリースマートフォンです。格安SIMと組み合わせれば、通信費を大きく節約しつつ、通話・メール・ネットを快適に利用できます。
対応バンド的にもドコモ回線の格安SIMとの相性が抜群なので、IIJmioやmineoといったMVNOの利用を特におすすめします。
ぜひこの機会に、Mode1 RETRO IIと格安SIMの組み合わせでスマートな通信ライフをスタートしましょう!
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