Redmi Note 11 Pro 5Gは、Xiaomiが手がけるコストパフォーマンス抜群のミドルレンジスマートフォンとして、多くのユーザーから熱い支持を受けています。Snapdragon 695 5Gプロセッサーを搭載し、120Hz有機ELディスプレイ、108MPトリプルカメラなど、上位機種に匹敵する機能を低価格で実現している点が大きな魅力です。
近年、キャリアの高額な月額料金に代わって格安SIMを選択するユーザーが急速に増加しています。「高性能なスマートフォンを手頃な価格で購入し、さらに通信費も抑えたい」という賢い選択をする方が増えているのです。
しかし、「Redmi Note 11 Pro 5Gは格安SIMでちゃんと使えるの?」「設定は難しくないの?」「どの格安SIMを選べばいいの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。本記事では、Redmi Note 11 Pro 5Gと格安SIMの相性から、具体的な設定方法、おすすめのMVNOまで、あなたが安心して格安SIM生活をスタートできるよう、詳しく解説していきます。
Redmi Note 11 Pro 5Gと格安SIMの相性:基本情報

Redmi Note 11 Pro 5Gの対応バンド詳細
格安SIM選びで失敗しないために、まずはRedmi Note 11 Pro 5Gがどのバンドに対応しているかを正確に把握しましょう。対応バンドの確認は、快適な通信環境を確保するための最重要ポイントです。
Redmi Note 11 Pro 5G 対応バンド一覧
通信方式 | 対応バンド |
---|---|
4G LTE | Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 42 |
5G NR | n3, n28, n38, n41, n77, n78 |
3G WCDMA | Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 |
GSM | 850, 900, 1800, 1900 MHz |
この対応バンドにより、日本国内の主要通信事業者の電波を幅広くカバーできます。
対応バンドと主要MVNOの対応状況
Redmi Note 11 Pro 5Gの対応バンドを踏まえ、各キャリア系格安SIMとの相性を詳しく見てみましょう。
主要回線別対応状況一覧表
回線種別 | 重要バンド | 対応状況 | 推奨度 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ドコモ系 | Band 1/3/19/21 | ◎完全対応 | ★★★ | Band 21以外は完全対応 |
au系 | Band 1/11/18/26 | △部分対応 | ★☆☆ | Band 11非対応、地域により不安定 |
ソフトバンク系 | Band 1/3/8/11 | △部分対応 | ★★☆ | Band 11非対応、主要エリアは問題なし |
5G対応状況
- ドコモ系: n28/n78対応n79が非対応
- au系: n28/n77/n78の主要バンドに対応
- ソフトバンク系: n28/n77/n78の主要バンドに対応
SIMロック解除の必要性
Redmi Note 11 Pro 5GはSIMフリー端末として販売されているため、SIMロック解除の手続きは一切不要です。購入後すぐに、お好みの格安SIMカードを挿入して利用開始できます。
ただし、中古端末を購入する場合は以下の点を必ず確認しましょう:
- ネットワーク利用制限の状況(△や×でないことを確認)
- 完済済みの端末であること
- 技適マークの取得状況
- 水没・修理歴の有無
格安SIMを契約してから利用開始するまでの一般的な流れ
格安SIM初心者の方でも安心して手続きを進められるよう、契約から利用開始までの詳細なステップをご説明します。
ステップ1:事前準備(所要時間:約30分)
- MNP予約番号の取得(電話番号を引き継ぐ場合)
- ドコモ:151(無料)または店舗
- au:0077-75470(無料)または店舗
- ソフトバンク:*5533(無料)または店舗
- 本人確認書類の準備(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 支払い方法の準備(クレジットカードまたは銀行口座)
ステップ2:MVNO選択・申し込み(所要時間:約20分)
- 使用データ量に応じた料金プランの選択
- オンラインまたは店舗での申し込み手続き
- SIMカードサイズの選択(Redmi Note 11 Pro 5GはnanoSIM対応)
ステップ3:SIM到着・開通手続き(所要時間:約15分)
- SIMカード到着(申し込みから通常2-5日程度)
- MNP開通手続き(WebまたはMVNO指定の電話番号へ連絡)
- 開通完了の確認(通常30分〜2時間程度)
ステップ4:初期設定・動作確認(所要時間:約10分)
- APN設定の実施
- 音声通話の発着信確認
- データ通信の接続確認
- SMS送受信の動作確認
Redmi Note 11 Pro 5Gにおすすめの格安SIM
実際の通信品質と料金を総合的に評価し、Redmi Note 11 Pro 5Gユーザーに特におすすめしたい格安SIM事業者を厳選してご紹介します。
mineo(マイネオ)
関西電力グループが運営する人気格安SIMで、ユーザー満足度の高さと独自サービスの豊富さが魅力です。
特徴・メリット
- ドコモ・au・ソフトバンク全回線対応
- パケットギフト・フリータンクなどの助け合いサービス
- mineoユーザー同士のコミュニティが活発
- マイそくプランで通信速度制限ありの格安運用も可能
料金プラン例(マイピタ)
- 1GB: 月額 1,298円
- 5GB: 月額 1,518円
- 10GB: 月額 1,958円
- 20GB: 月額 2,178円(通話定額オプションは別途)
[mineo公式サイトで詳細を確認する]
mineo(マイネオ)IIJmio(アイアイジェイミオ)
技術力の高い老舗MVNO事業者で、安定した通信品質とリーズナブルな料金で高い評価を得ています。
特徴・メリット
- ドコモ・au回線の2回線対応
- データ繰り越し・シェア機能が充実
- 技術者による詳細な通信品質レポート公開
- eSIM対応でデュアルSIM運用も可能
料金プラン例(ギガプラン – ドコモ回線/au回線共通)
- 2GB: 月額 850円
- 4GB: 月額 1,060円
- 8GB: 月額 1,500円
- 15GB: 月額 1,800円
- 20GB: 月額 2,000円(通話定額オプションは別途)
[IIJmio公式サイトで詳細を確認する]
IIJmioNUROモバイル
ソニーネットワークコミュニケーションズが運営する格安SIMで、独自の通信最適化技術による高品質通信が特徴です。
特徴・メリット
- ドコモ・au・ソフトバンク回線対応
- NEOプランは速度制限なしのSNS使い放題
- バリュープラスプランは業界最安級の料金設定
- Gigaプラス機能で3ヶ月ごとにデータ容量追加
料金プラン例(バリュープラス)
- 3GB: 月額 792円
- 5GB: 月額 990円
- 8GB: 月額 1,485円
- 15GB: 月額 2,090円
- 20GB: 月額 2,690円(通話定額オプションは別途)
[NUROモバイル公式サイトで詳細を確認する]
NUROモバイルイオンモバイル
全国のイオン店舗でサポートを受けられる安心感と、豊富な料金プランが魅力の格安SIMです。
特徴・メリット
- ドコモ・au回線対応
- 全国200店舗以上で対面サポート
- 0.5GB〜50GBまで細かなプラン設定
- 60歳以上向けの「オトナのやりなおしプラン」あり
料金プラン例(音声プラン)
- 0.5GB: 月額 858円
- 2GB: 月額 1,078円
- 10GB: 月額 1,958円
- 20GB: 月額 3,058円(その他、細かくデータ容量が選べます。通話定額オプションは別途)
[イオンモバイル公式サイトで詳細を確認する]
イオンモバイルJ:COM MOBILE
ケーブルテレビ大手J:COMの格安SIMサービスで、au回線の高品質通信が特徴です。
特徴・メリット
- au回線で安定した通信品質
- データ盛りキャンペーンで大容量がお得
- J:COMサービス利用者は月額料金割引
- 全国のJ:COM店舗でサポート対応
料金プラン例(データ盛)
- 1GB: 月額 1,078円
- 5GB: 月額 1,628円
- 10GB: 月額 2,178円
- 20GB: 月額 2,728円(J:COM対象サービス加入でデータ容量増量)
[J:COM MOBILE公式サイトで詳細を確認する]
J:COM MOBILE格安SIMでRedmi Note 11 Pro 5Gを使うメリット・デメリット

メリット
1. 大幅な通信費削減効果
キャリアの標準的な無制限プラン(月額7,000-9,000円)と比較して、格安SIMなら月額1,000-3,000円程度で利用可能です。年間で5-8万円の節約効果は、家計にとって非常に大きなメリットといえるでしょう。
2. 柔軟なプラン選択
データ使用量に応じて0.5GBから50GBまで、ライフスタイルに合わせた最適なプランを選択できます。「今月はWi-Fi中心だから少なめ」「来月は出張が多いから多め」といった変更も簡単です。
3. 契約の自由度
多くの格安SIMは契約期間の縛りが短い、または縛りなしプランを提供しています。気軽に試して、満足できなければすぐに他社へ乗り換えることも可能です。
4. 高性能端末との好相性
Redmi Note 11 Pro 5GはSnapdragon 695 5Gを搭載しているため、格安SIMの通信速度が多少控えめでも、端末の処理性能でカバーでき、ストレスフリーな使用感を維持できます。
デメリット
1. 時間帯による通信速度変動
平日の12時台や夕方18-20時台などの混雑時間帯は、通信速度が低下する場合があります。ただし、最近の格安SIMは品質改善が進んでおり、実用上大きな問題となるケースは減っています。
2. キャリアメール利用不可
@docomo.ne.jpなどのキャリアメールが使用できなくなります。ただし、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで十分代用可能で、むしろキャリア依存を脱却できるメリットもあります。
3. 初期設定の手間
APN設定などの初期設定が必要になります。本記事で詳しく解説しますが、一度設定すれば二度と触る必要がない作業です。
4. 店舗サポートの制限
キャリアと比較して実店舗数が少ないため、対面サポートを重視する方には不向きな場合があります。一方で、オンラインサポートやチャット対応は充実しています。
Redmi Note 11 Pro 5Gで格安SIMを使う際の初期設定ガイド
格安SIMを利用するために必要なAPN設定の手順を、初心者の方でも迷わないよう詳しく解説します。
APN設定の基本手順
ステップ1:設定メニューを開く
- ホーム画面から「設定」アプリをタップ
- 「SIMカードとモバイルネットワーク」を選択
- 使用するSIMカード(SIM1またはSIM2)をタップ
ステップ2:APN設定画面へ移動
- 「アクセスポイント名(APN)」をタップ
- 画面右上の「+」または「新しいAPN」をタップ
- APN設定入力画面が表示される
ステップ3:各MVNO別APN情報の入力
mineoの設定例(ドコモプラン)
- 名前:mineo
- APN:mineo-d.jp
- ユーザー名:mi***@****ti.com
- パスワード:mineo
- 認証タイプ:CHAP
IIJmioの設定例
- 名前:IIJmio
- APN:iijmio.jp
- ユーザー名:mio@iij
- パスワード:iij
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP
NUROモバイルの設定例(ドコモ回線)
- 名前:NUROモバイル
- APN:so-net.jp
- ユーザー名:nuro
- パスワード:nuro
- 認証タイプ:CHAP
ステップ4:設定の保存・適用
- 全ての項目を入力後、画面右上の「保存」をタップ
- APN一覧画面に戻り、作成したAPNを選択
- 選択されたAPNにチェックマークが表示されることを確認
ステップ5:接続確認
- 「設定」→「SIMカードとモバイルネットワーク」
- 「モバイルデータ」がオンになっていることを確認
- ブラウザアプリでWebサイトにアクセスし、通信できることを確認
トラブルシューティング
通信できない場合のチェックポイント
- SIMカードが正しく挿入されているか
- APN設定情報に入力ミスがないか
- モバイルデータがオンになっているか
- 機内モードがオフになっているか
- SIMカードが活性化されているか(開通手続き完了後)
よくある質問(FAQ形式)
Q1: Redmi Note 11 Pro 5GはデュアルSIM対応ですか?
A1: はい、nanoSIM + nanoSIMのデュアルSIM対応です。2つの異なる格安SIMを同時に利用したり、1つをメイン回線、もう1つをデータ専用回線として使い分けることが可能です。ただし、SIM2とmicroSDカードは排他利用となるため、大容量ストレージが必要な場合は注意が必要です。
Q2: 5G通信はどの程度利用できますか?
A2: Redmi Note 11 Pro 5Gはn77/n78の5G NRバンドに対応しており、対応する格安SIMでは5G通信も利用可能です。ただし、5Gエリアはまだ限定的で、実際の利用は4G通信が中心となります。格安SIMを選ぶ際は、5G対応よりも4G通信の安定性や料金を重視することをおすすめします。
Q3: カメラ性能は格安SIMでも変わりませんか?
A3: はい、カメラ性能は通信事業者に依存しません。Redmi Note 11 Pro 5Gの108MPメインカメラ、8MP超広角カメラ、2MPマクロカメラは、格安SIM利用時でも同じ高品質な写真撮影が可能です。ただし、撮影した写真をクラウドにアップロードする際は、データ通信量を消費するため、プラン選択時に考慮しましょう。
Q4: ゲームや動画視聴の快適さはどうですか?
A4: Snapdragon 695 5Gプロセッサーと120Hz有機ELディスプレイを搭載しているため、ゲームや動画視聴は非常に快適です。格安SIMの通信速度が多少控えめでも、端末性能の高さで十分カバーできます。ただし、長時間の動画ストリーミングやオンラインゲームを楽しむ場合は、大容量プランの選択をおすすめします。
まとめ
Redmi Note 11 Pro 5Gと格安SIMの組み合わせは、高性能スマートフォンを手頃な価格で運用したい方にとって、まさに理想的な選択肢です。Snapdragon 695 5Gプロセッサーや120Hz有機ELディスプレイ、108MPトリプルカメラなど、上位機種に匹敵する機能を持ちながら、月額1,000-2,000円程度の格安SIMで十分快適に利用できることがお分かりいただけたでしょう。
特にドコモ系の格安SIMは、Redmi Note 11 Pro 5Gとの相性が抜群で、mineoやIIJmio、NUROモバイルなど、どの事業者を選んでも安定した通信環境を確保できます。あなたのデータ使用量やライフスタイルに合わせて、最適なプランを選択してください。
年間5-8万円の通信費削減効果は、決して小さくありません。節約できた費用で新しい趣味を始めたり、家族との時間を充実させたり、生活の質向上に活用できるでしょう。
格安SIM選びで迷われている方は、まずは気になるMVNOの公式サイトで詳細な料金プランやサービス内容を確認し、お試し利用やキャンペーンを活用して実際の使い心地を体験してみることをおすすめします。
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