【2025年最新版】スマホ選びで失敗しない!ドコモ・au・ソフトバンク・楽天の対応バンド(周波数帯)を徹底比較

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2025年最新版】スマホ選びで失敗しない!ドコモ・au・ソフトバンク・楽天の対応バンド(周波数帯)を徹底比較 未分類

「新しくSIMフリースマホを買ったけど、思ったより電波の入りが悪い…」
「格安SIMに乗り換えたいけど、今使っているスマホはそのまま使える?」
「そもそも『バンド』って何?よくわからない…」

そんな悩みを抱えていませんか?スマートフォンや携帯キャリアを選ぶ上で、実は非常に重要なのが「対応バンド(周波数帯)」です。

この記事を読めば、国内大手4キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の対応バンドの違いがスッキリと理解でき、あなたのスマホ選びやキャリア選びの失敗を防ぐことができます。

先に結論をお伝えすると、快適なスマホ通信のカギは「プラチナバンド」と「5Gの主要バンド」に対応しているかが大きなポイントになります。それでは、詳しく見ていきましょう。

そもそも「バンド(周波数帯)」って何?初心者にも分かりやすく解説

バンド(周波数帯)とは、スマホが通信するために使う電波の通り道のようなものです。この通り道には、周波数ごとに様々な種類があります。

道路に例えると分かりやすいかもしれません。

  • 道幅が狭く、遠くまで続いている道 → 低い周波数帯(プラチナバンドなど)。速度はそこそこですが、遠くまで届き、障害物も回り込めます。
  • 道幅が広く、まっすぐな高速道路 → 高い周波数帯(5Gのミリ波など)。大容量のデータを高速で運べますが、遠くまでは届かず、障害物に弱い性質があります。

スマートフォンと携帯キャリアが、それぞれ同じ「道(バンド)」に対応していないと、データ通信や音声通話ができません。これが「対応バンド」が重要な理由です。

バンドの数字(Band 1, n78など)の意味は?

「Band 1」や「Band 19」、「n78」といった数字や記号は、どの周波数帯かを世界共通で識別するための番号です。一般的に、数字の前に「n」が付くものが5G用、「Band」や数字のみのものが4G(LTE)用と覚えておくと良いでしょう。

【最重要】これだけは押さえたい!「プラチナバンド」とは?

数あるバンドの中でも、特に重要視されるのが「プラチナバンド」です。

これは700MHz~900MHz帯の低い周波数帯を指す通称で、以下のような優れた特徴を持っています。

  • 電波が遠くまで届きやすい
  • 建物の中や地下、山間部など障害物に強い

つまり、プラチナバンドに対応しているかどうかで、「圏外になりにくさ」「繋がりやすさ」が大きく変わってきます。キャリアのエリアカバーの根幹を支える、まさにプラチナ級に価値のあるバンドなのです。

各キャリアのプラチナバンドは以下の通りです。

  • NTTドコモ: Band 19, Band 28
  • au: Band 18/26, Band 28
  • ソフトバンク: Band 8, Band 28
  • 楽天モバイル: Band 28(自社回線として順次拡大中)

特に楽天モバイルは、2023年に待望のプラチナバンドを獲得し、これまで弱点とされてきた「繋がりにくさ」の解消に向けてエリアを拡大しています。SIMフリースマホを選ぶ際は、利用したいキャリアのプラチナバンドに対応しているか必ず確認しましょう。

5Gの鍵を握る「Sub6」と「ミリ波」の違い

5Gのバンドは、大きく分けて「Sub6(サブシックス)」と「ミリ波」の2種類があります。

Sub6 (サブシックス)
6GHz未満の周波数帯で、主に3.7GHz帯(n77, n78)などが使われます。「速度」と「エリアの広さ」のバランスに優れており、現在の5Gエリアの主流となっています。「5G」といえば、まずこのSub6を指すことが多いです。

ミリ波 (mmWave)
28GHz帯(n257)などの非常に高い周波数帯です。特徴はなんといっても「超高速・大容量・低遅延」。ただし、電波が非常に直進的で障害物に弱いため、スタジアムや駅周辺、商業施設など、極めて限定的なエリアでしか利用できません。

現状では、5Gの恩恵を受けるためには、まずは「Sub6」に対応していることが重要と言えます。

【キャリア別】5G/4G対応バンド(周波数帯)総まとめ一覧表

それでは、国内4キャリアの主要な対応バンドを一覧表で見ていきましょう。ご自身のスマホ選びやキャリア比較にご活用ください。

プラチナバンド / 楽天パートナー回線

キャリア 通信規格 周波数帯 バンド 特徴・備考
NTTドコモ 5G 28GHz帯 n257 (ミリ波) 超高速スポットエリア
4.5GHz帯 n79 (Sub6) ドコモ独自バンド
3.7GHz帯 n78 (Sub6) 5Gのメインバンド
4G (LTE) 2.1GHz/1.8GHz帯など Band 1, 3 主要な高速バンド
800MHz帯 Band 19 プラチナバンド
700MHz帯 Band 28 プラチナバンド
au (KDDI) 5G 28GHz帯 n257 (ミリ波) 超高速スポットエリア
3.7/4.0GHz帯 n77/n78 (Sub6) 5Gのメインバンド
4G (LTE) 2.5GHz/1.7GHz帯など Band 41, 3, 1 高速通信バンド
800MHz帯 Band 18/26 プラチナバンド
700MHz帯 Band 28 プラチナバンド
ソフトバンク 5G 28GHz帯 n257 (ミリ波) 超高速スポットエリア
3.7GHz帯 n77 (Sub6) 5Gのメインバンド
4G (LTE) 2.5GHz/1.7GHz帯など Band 41, 3, 1 高速通信バンド
900MHz帯 Band 8 プラチナバンド
700MHz帯 Band 28 プラチナバンド
楽天モバイル 5G 28GHz帯 n257 (ミリ波) 超高速スポットエリア
3.7GHz帯 n77 (Sub6) 5Gのメインバンド
4G (LTE) 1.7GHz帯 Band 3 自社エリアのメイン
700MHz帯 Band 28 自社プラチナバンド
(参考) 4G (LTE) 800MHz帯 Band 18/26 auパートナー回線(順次終了)

各キャリアのバンド構成と選び方のポイント

一覧表だけでは分かりにくい、各キャリアのバンド構成の特徴を解説します。

NTTドコモのバンド特徴

ドコモは対応バンド数が多く、4Gのプラチナバンド(Band 19, 28)も充実しており、全国どこでも安定して繋がりやすいのが最大の強みです。5Gでは、他社が持っていないn79(4.5GHz帯)という独自バンドを保有しており、都市部での5G通信の差別化を図っています。iPhoneなど多くのスマホが対応していますが、一部の海外製Androidスマホでは非対応の場合があるので注意が必要です。

auのバンド特徴

auもプラチナバンド(Band 18/26, 28)が強力で、広いエリアをカバーしています。特徴的なのは、UQコミュニケーションズのWiMAX 2+で使われているBand 41など、TDD-LTE方式の高速通信バンドが豊富な点です。これにより都市部での通信速度に定評があります。5Gはドコモやソフトバンクと共通のn78/n77に対応しており、対応スマホを見つけやすいのがメリットです。

ソフトバンクのバンド特徴

ソフトバンクは独自のプラチナバンド Band 8(900MHz帯)に加え、他3社共通のBand 28も利用可能。auと同様に、旧Wireless City PlanningのAXGPで使われていたBand 41などTDD-LTE方式のバンドが豊富で、都市部のデータ通信に強みを持っています。「ドコモやauとプラチナバンドが違う」という点は、SIMフリースマホを選ぶ際に少し注意が必要です。

楽天モバイルのバンド特徴

楽天モバイルの自社回線は、サービス開始当初は4GのBand 3がメインでした。都市部では快適な一方、プラチナバンドがなかったため、繋がりやすさが課題でした。しかし、待望のプラチナバンド Band 28の運用を開始し、今後は繋がりやすさの大幅な改善が期待されます。5Gは他社と共通のn77に対応。自社エリア外ではauのプラチナバンド(Band 18/26)をパートナー回線として利用していますが、このローミングは順次終了していく方針です。

【実践編】SIMフリースマホを選ぶ際のバンド確認方法

「このスマホは、〇〇(キャリア名)で使える?」と迷ったら、スマホのスペック表を確認しましょう。

メーカーの公式サイトや、価格.comなどの製品情報サイトに必ず「対応バンド」「対応周波数」といった項目があります。そこの記載と、この記事の表を見比べてください。

チェックするポイントは以下の2つです。

  1. 使いたいキャリアの「プラチナバンド」に全て対応しているか?
    (例:ドコモならBand 19、auならBand 18/26)
  2. 4Gと5Gの主要なバンドに対応しているか?
    (例:4GのBand 1, 3や、5Gのn78, n77など)

この2点を満たしていれば、そのキャリアで快適に通信できる可能性が非常に高いです。iPhoneは国内版であれば全キャリアに最適化されていますが、海外メーカーのSIMフリースマホを購入する際は特に注意深く確認することをおすすめします。

まとめ:バンドを制する者がスマホ選びを制す!

最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

  • スマホ通信の「繋がりやすさ」は「プラチナバンド」への対応が命!
  • 5Gの快適さは、まず「Sub6(n77, n78など)」に対応しているかが重要。
  • キャリアごとにメインで使うバンドは異なり、特にプラチナバンドの種類には注意が必要。
  • SIMフリースマホを買う前には、スペック表で使いたいキャリアの主要バンドとプラチナバンドに対応しているかを必ず確認しよう。

周波数帯(バンド)は少し専門的で難しい内容ですが、一度理解してしまえば、今後のスマートフォンやキャリア選びで後悔することが格段に減るはずです。ぜひこの記事の比較表をブックマークして、あなたの快適なスマホライフにお役立てください。

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