iPhone 15 トラブル解決ガイド:充電できない、電源が入らない、発熱などよくある不具合と対処法

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iPhone 15 トラブル解決ガイド:充電できない、電源が入らない、発熱などよくある不具合と対処法 iphone

iPhone 15を使用していて、突然充電できなくなったり、電源が入らなくなったりして困った経験はありませんか?新しいデバイスでも、様々なトラブルが発生することがあります。しかし、多くの問題は簡単な手順で解決できることが多いのです。

本記事では、iPhone 15ユーザーが日常的に遭遇する可能性のある様々なトラブルについて、体系的かつ実践的な解決策をご紹介します。技術的な知識に自信がない方でも、ステップバイステップで対処できるよう、わかりやすく解説していきます。

まずは慌てずに、以下の対処法を試してみましょう。多くの場合、自分の力で問題を解決することができます。

iPhone 15 の一般的なトラブルとその解決策

電源・充電関連のトラブル:「iPhone 15が充電できない」、「電源が入らない」時の対処法

iPhone 15が充電できない、または電源が入らないという問題は、最も多く報告されるトラブルの一つです。この問題が発生した場合、以下の手順を順番に試してみてください。

1. 充電ケーブル・アダプターの確認と交換

最初に確認すべきは、使用している充電器とケーブルです。iPhone 15は従来のLightningポートではなく、USB-Cポートを採用しています。

  • 純正のUSB-CケーブルまたはMFi認証品を使用しているか確認
  • ケーブルに損傷(折れ曲がり、断線、コネクタ部分の汚れ)がないかチェック
  • 別のUSB-Cケーブルとアダプターで試行
  • 20W以上の出力に対応したアダプターの使用を推奨

2. 充電ポートの清掃

iPhone 15の充電ポート内にホコリや糸くず、その他の異物が蓄積していることがあります。

  • 爪楊枝や綿棒を使って、ポート内の異物を優しく除去
  • 圧縮エアーでポート内のホコリを吹き飛ばす
  • 水気のあるものは絶対に使用しない

3. 別の充電器やコンセントでの試行

  • 異なるコンセントで充電を試す
  • パソコンのUSB-Cポートからの充電を試す
  • ワイヤレス充電器(MagSafe対応)での充電を試す

4. 端末の温度管理

iPhone 15は温度に敏感なデバイスです。

  • 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くを避ける
  • 極端に寒い環境(0°C以下)での使用を避ける
  • 過熱している場合は、涼しい場所で30分程度待機

5. 強制再起動の実行

上記の方法で解決しない場合、強制再起動を試してみてください。

iPhone 15 の電源の切り方と強制再起動の方法

通常の電源の切り方

iPhone 15の電源を正常に切る方法は以下の通りです:

  1. サイドボタンと**音量ボタン(上下どちらでも可)**を同時に長押し
  2. 「スライドで電源オフ」のスライダーが表示されたら、右にスライド
  3. 完全に電源が切れるまで待機

強制再起動の方法

iPhone 15がフリーズしたり、通常の再起動ができない場合は強制再起動を行います:

  1. 音量アップボタンを素早く押して離す
  2. 音量ダウンボタンを素早く押して離す
  3. サイドボタンを約10秒間長押し
  4. Appleロゴが表示されたらボタンを離す

この強制再起動の手順は、iPhone 15の動作不良や反応しない状態を解決する最も効果的な方法の一つです。

バッテリー関連のトラブル:「バッテリーの減りが早い」、「熱くなる」、「発熱」問題への対策

iPhone 15のバッテリーが異常に早く減る、または端末が熱くなるという問題も頻繁に報告されます。これらの問題の原因と対策を詳しく解説します。

バッテリーの減りが早い原因と対策

バッテリー消費が異常に早い場合、以下の要因が考えられます:

1. バックグラウンドアプリの活動

  • 設定 > 一般 > Appのバックグラウンド更新 で不要なアプリを無効化
  • 使用していないアプリは完全に終了させる
  • 位置情報を常時使用するアプリの設定を見直す

2. 画面輝度とディスプレイ設定

  • 画面の明るさを適切なレベルに調整
  • 自動ロック時間を短く設定(1分または2分)
  • Always-On Displayの設定を確認

3. ネットワーク関連の設定

  • Wi-Fi環境で使用する際は、モバイルデータを無効化
  • 不要なBluetoothデバイスとの接続を切断
  • 圏外エリアでの使用を避ける

iPhone 15が熱くなる原因と対策

発熱の主な原因:

1. 高負荷なアプリケーションの使用

  • 3Dゲームや動画編集アプリの長時間使用
  • ARアプリケーションの使用
  • GPSナビゲーションの長時間使用

2. 充電中の使用

  • 充電中のゲームプレイや動画視聴を避ける
  • 急速充電中の使用を控える

3. 環境要因

  • 直射日光下での使用を避ける
  • 車内など高温環境での放置を避ける

対策方法:

  • 低電力モードの活用
  • 不要なアプリの強制終了
  • ケースを外して放熱を促進
  • 涼しい場所での休憩

バッテリーの状態を示すヘルス数値(87%〜99%)と「80%充電制限」設定

iPhone 15のバッテリー状態は「設定」アプリから確認できます。

バッテリーヘルスの確認方法:

  1. 設定 > バッテリー > バッテリーの状態と充電 を選択
  2. 最大容量の数値を確認

バッテリーヘルスの目安:

  • 99% battery health: 新品同様の状態
  • 96% battery health: 軽微な劣化、正常範囲
  • 90% battery health: 軽度の劣化、使用に問題なし
  • 87% battery health: 中程度の劣化、交換検討時期が近づいている

80%充電制限機能の活用

iPhone 15には「80% charge limit」という機能があり、バッテリーの寿命を延ばすのに効果的です:

  1. 設定 > バッテリー > バッテリーの状態と充電
  2. 「80%制限」をオンにする
  3. 充電が80%で停止し、バッテリーの劣化を軽減

この機能は、毎日同じ場所で充電する方や、バッテリー寿命を重視する方におすすめです。

画面・操作関連のトラブル:「使いにくい」と感じる時の設定確認

iPhone 15を「使いにくい」と感じる場合、以下の設定を確認・調整することで改善できることがあります。

1. ソフトウェアアップデートの確認

  • 設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート
  • 最新のiOSバージョンに更新

2. ストレージ容量の確認

  • 設定 > 一般 > iPhoneストレージ
  • 空き容量が少ない場合は不要なデータを削除

3. アクセシビリティ設定の調整

  • 設定 > アクセシビリティ > タッチ
  • 3D TouchやHaptic Touchの感度調整
  • タッチ調整機能の活用

4. 画面とテキストサイズの調整

  • 設定 > 画面表示と明るさ
  • テキストサイズの調整
  • 太文字の設定

5. アプリのクラッシュ対策

  • 問題のあるアプリを一度削除して再インストール
  • iPhoneの再起動を定期的に実行

サウンド関連のトラブル:「iPhone 15から音が出ない」時のチェック項目

iPhone 15から音が出ない場合、以下の項目を順番にチェックしてください。

1. 物理的なスイッチの確認

  • サイドにあるミュートスイッチ(消音モード)の状態を確認
  • オレンジ色が見えている場合は消音モードがオンになっている

2. 音量設定の確認

  • 音量ボタンで音量レベルを調整
  • 設定 > サウンドと触覚 で各種音量を確認

3. Bluetooth接続の確認

  • 設定 > Bluetooth で不要な接続を切断
  • イヤホンやスピーカーに音声が出力されていないか確認

4. アプリ別のサウンド設定

  • 特定のアプリのみ音が出ない場合、アプリ内の音声設定を確認
  • サイレントモード時の動作設定を確認

5. システム音声の確認

  • 設定 > サウンドと触覚 > 着信音・通知音
  • テスト音を再生して動作確認

6. ハードウェアの問題の可能性

  • スピーカー部分にホコリや汚れがないか確認
  • 複数のアプリで音声テストを実行

iPhone 15 の修理とメンテナンス

公式修理の申し込みと費用:「iPhone 15の修理」について

iPhone 15に不具合が発生し、自分での対処が困難な場合は、Apple公式の修理サービスを利用することをおすすめします。

Apple公式修理の申し込み方法:

1. Apple サポートアプリまたはWebサイト

  • Apple サポートアプリをダウンロード
  • support.apple.com にアクセス
  • 「修理サービス」を選択

2. 直接店舗予約

  • Apple Store での Genius Bar 予約
  • Apple正規サービスプロバイダーへの予約

3. 宅配修理サービス

  • 自宅からの配送修理
  • 通常3-5営業日で完了

修理費用の目安:

保証期間内(購入から1年以内)

  • 製造上の不具合:無料
  • ハードウェアの問題:無料

保証期間外

  • 画面修理:約35,000円〜45,000円
  • その他の損傷:約60,000円〜70,000円

AppleCare+ 加入時

  • 画面修理:3,700円
  • その他の損傷:12,900円
  • バッテリー交換:無料(容量80%未満の場合)

ディスプレイ・背面ガラスの修理:「画面修理」、「背面ガラス修理」の費用と注意点

iPhone 15の画面や背面ガラスの損傷は、最も頻繁に発生する修理案件です。

画面修理について:

Apple公式での画面修理費用:

  • iPhone 15: 約42,800円
  • iPhone 15 Plus: 約47,800円
  • iPhone 15 Pro: 約47,800円
  • iPhone 15 Pro Max: 約52,800円

背面ガラス修理について:

iPhone 15シリーズでは、背面ガラスの修理も可能です:

  • 背面ガラス修理費用: 約25,000円〜35,000円(モデルにより異なる)

非公式修理店の注意点:

1. 部品の品質

  • 純正部品以外の使用による色味の違い
  • タッチ感度の低下
  • 防水性能の低下

2. 保証の問題

  • Apple保証の無効化
  • 今後の公式修理が困難になる可能性

3. セキュリティリスク

  • データの漏洩リスク
  • 不正な部品による動作不良

自分で交換

あまりおススメはできませんが、修理経験がある方や自己責任で行える方は自分で交換する方も結構いるようです

バッテリー交換:症状と目安、「バッテリー交換の値段」

iPhone 15のバッテリー劣化が進んだ場合、交換を検討する時期と費用について解説します。

バッテリー交換を検討すべき症状:

  • バッテリーヘルスが80%以下
  • 1日に複数回の充電が必要
  • 突然シャットダウンが頻発
  • 充電速度が極端に遅い
  • 使用中の発熱が顕著

Apple公式でのバッテリー交換:

交換費用:

  • iPhone 15 全モデル: 14,900円(税込)

AppleCare+ 加入時:

  • バッテリーヘルス80%未満: 無料交換

交換の申し込み方法:

  1. Apple サポートアプリで診断実施
  2. Genius Bar またはサービスプロバイダーで予約
  3. 配送修理サービスの利用
  4. 通常1-3営業日で完了

バッテリー交換のメリット:

  • 使用時間の大幅改善
  • 突然のシャットダウン解消
  • 端末の動作速度向上
  • 充電効率の改善

バッテリーを自分で交換

パネルに続き、またまたおススメはできませんがバッテリーを自分で交換する人も多いです恐らくパネルよりも多いと思われます。
私もiphone7とSEはyoutubeの動画みながら自分で交換した経験があります。

iPhone 15 のリセットと初期化

iPhone 15 のリセットや初期化の目的と手順

iPhone 15で深刻な動作不良が発生した場合、リセットや初期化が最終的な解決策となることがあります。

リセットと初期化の違い:

リセット(設定のリセット):

  • 設定のみを工場出荷状態に戻す
  • 個人データ(写真、アプリ、メール等)は保持
  • ネットワーク設定、キーボード設定等がリセット

初期化(全消去):

  • すべてのデータと設定を完全削除
  • 工場出荷状態に完全復元
  • データのバックアップが必須

設定リセットの手順:

1. ネットワーク設定のリセット

  • 設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット
  • 「リセット」> 「ネットワーク設定をリセット」

2. 全設定をリセット

  • 設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット
  • 「リセット」> 「すべての設定をリセット」

初期化の手順:

事前準備(重要):

  1. iCloudまたはiTunesでフルバックアップを作成
  2. 「iPhoneを探す」をオフにする
  3. Apple IDからのサインアウト

初期化の実行:

  1. 設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット
  2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
  3. パスコードとApple IDパスワードを入力
  4. 「iPhoneを消去」を選択

初期化が適用される場面:

  • 端末の売却・譲渡時
  • 重大なソフトウェア不具合
  • クイックスタートやデータ移行の失敗時
  • ウイルス感染の疑いがある場合

リカバリーモードの入り方と活用シーン

リカバリーモードは、iPhone 15が正常に起動しない場合や、通常の初期化ができない場合に使用する特別なモードです。

リカバリーモードが必要な場面:

  • iOSアップデート中のエラー
  • 起動ループの発生
  • パスコードを忘れた場合
  • 通常の初期化が実行できない場合

iPhone 15 のリカバリーモード入り方:

準備:

  • 最新のiTunesまたはFinderがインストールされたコンピューター
  • Lightning to USB-CケーブルまたはUSB-Cケーブル

手順:

  1. iPhone 15をコンピューターに接続
  2. 音量アップボタンを素早く押して離す
  3. 音量ダウボタンを素早く押して離す
  4. サイドボタンを長押し
  5. リカバリーモード画面(iTunesロゴとケーブル)が表示されるまで保持
  6. コンピューター上でiTunesまたはFinderを開く
  7. 「復元」または「アップデート」を選択

リカバリーモードでできること:

  • iOSの再インストール
  • 工場出荷状態への完全復元
  • システムファイルの修復
  • パスコードのリセット

データ移行トラブル時の対処:

iPhone 15でクイックスタートやデータ移行ができない場合:

  1. 両デバイスのiOSバージョンを最新に更新
  2. Wi-Fi接続の安定性を確認
  3. 十分なストレージ容量を確保
  4. リセット後に手動でのデータ移行を試行

その他のトラブルシューティングと情報

iPhone 15 のサポート終了時期と「いつまで使える」かの目安

iPhone 15のサポート終了時期について、過去のApple製品のサポートサイクルを参考に解説します。

Appleのソフトウェアサポートサイクル:

過去のiPhoneシリーズのサポート期間:

  • iPhone 6s (2015年発売): 約7年間のサポート
  • iPhone 7 (2016年発売): 約6年間のサポート
  • iPhone 8 (2017年発売): 現在もサポート継続中
  • iPhone X (2017年発売): 現在もサポート継続中

iPhone 15 のサポート終了予測:

iPhone 15は2023年9月に発売されたため:

  • 予想サポート終了時期: 2029年〜2030年頃
  • 使用可能期間: 発売から約6-7年間

サポート終了後の影響:

  • 新しいiOSアップデートの提供停止
  • セキュリティアップデートの段階的終了
  • 新機能の追加停止
  • アプリの互換性問題が発生する可能性

長期使用のための注意点:

  • 定期的なバックアップの実施
  • セキュリティ意識の向上
  • 段階的な機種変更の検討

iPhone 15 のモデル番号、シリアルナンバー、IMEIナンバーの確認方法

修理依頼やサポート問い合わせ時に必要となる端末識別情報の確認方法を解説します。

確認が必要な情報:

  • モデル番号 (Model Number)
  • シリアルナンバー (Serial Number)
  • IMEIナンバー (IMEI Number)
  • EIDナンバー (eSIM識別番号)

設定アプリからの確認方法:

基本情報の確認:

  1. 設定 > 一般 > 情報
  2. 以下の情報を確認:
    • モデル番号: A2846, A2847, A2848, A2849 など
    • シリアル番号: 英数字の組み合わせ
    • IMEI: 15桁の数字

iPhone 15 の主なモデル番号:

  • iPhone 15: A2846 (アメリカ), A2847 (カナダ), A2848 (中国), A2849 (その他)
  • iPhone 15 Plus: A2863, A2864, A2865, A2866
  • iPhone 15 Pro: A2848, A2849, A2850, A2851
  • iPhone 15 Pro Max: A2849, A2850, A2851, A2852

物理的な確認方法:

SIMトレイでの確認:

  1. SIMトレイを取り出す
  2. トレイ上に印字されたIMEIを確認

本体背面での確認:

  • 一部の地域モデルでは背面下部にIMEI印字

その他の確認方法:

iTunes/Finderでの確認:

  1. iPhone 15をコンピューターに接続
  2. iTunes または Finder でデバイス情報を表示
  3. シリアル番号とIMEIを確認

Apple公式でのシリアル番号チェック:

  1. checkcoverage.apple.com にアクセス
  2. シリアル番号を入力
  3. 保証状況とサービス情報を確認

EIDナンバーの確認: eSIM使用時に必要な情報:

  1. 設定 > 一般 > 情報
  2. 「EID」項目を確認
  3. 32桁の英数字で構成

これらの情報は、修理サービス、保険請求、中古売却時に必要となるため、事前にメモしておくことをおすすめします。

まとめ:トラブルに遭遇しても慌てずに対応しよう

iPhone 15は高性能なスマートフォンですが、電子機器である以上、様々なトラブルが発生する可能性があります。しかし、本記事でご紹介した対処法を段階的に実行することで、多くの問題は自分の力で解決することができます。

重要なポイントの再確認:

基本的なトラブルシューティング:

  • 充電できない、電源が入らない場合は、ケーブル・アダプターの確認から開始
  • 強制再起動は多くの動作不良を解決する効果的な方法
  • バッテリーの劣化は80%制限機能で予防可能

予防とメンテナンス:

  • 定期的なソフトウェアアップデートの実行
  • バッテリーヘルスの定期チェック
  • 適切な温度環境での使用

修理とサポート:

  • 自己解決が困難な場合は、Apple公式サポートを優先
  • 保証期間とAppleCare+の活用でコストを削減
  • 重要なデータは定期的にバックアップを作成

長期使用への備え:

  • デバイス識別情報の事前確認と記録
  • サポート終了時期を意識した使用計画
  • セキュリティ意識の維持

トラブルに直面した際は、まず深呼吸をして、本記事の手順を一つずつ試してみてください。多くの場合、簡単な操作で問題は解決されます。そして、自分では解決できない問題については、遠慮なくApple公式サポートに相談しましょう。

iPhone 15を長く、安心して使用するために、本記事の情報が皆様のお役に立てれば幸いです。定期的なメンテナンスと適切な使用方法により、快適なiPhoneライフをお過ごしください。


参考情報源:

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