SIMカード対応のThinkPadを格安SIMで使う

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2021年11月の記事一覧

ビジネスシーンでの活躍はもちろん、プライベートでもその堅牢性と高性能で多くのファンを持つThinkPad。もしあなたのThinkPadがSIMカードに対応しているなら、そのポテンシャルを最大限に引き出すチャンスです!

「外出先でのWi-Fi探しに疲れた…」 「スマホのテザリング、バッテリーが心配…」 「通信費をもっと安くしたいけど、設定が難しそう…」

そんな悩みを抱えているあなたのために、この記事ではSIMカード対応のThinkPadで格安SIMを導入し、どこでも快適にインターネットを利用する方法を徹底解説します。 格安SIMの選び方から、契約、そして初期設定まで、初心者の方でも安心して進められるよう、分かりやすくステップバイステップでご案内。この記事を読めば、あなたのThinkPadは真のモバイルワークステーションへと進化し、より自由で生産的なデジタルライフが手に入ること間違いなしです!

LTE対応モデルと対応バンド一覧

ThinkPadのモデル別の対応バンドやSIMサイズ/SIMロックの有無などを表にまとめましたので参考にしてください。

シリーズ名 モデル 対応バンド/(LTE通信モジュール) SIMサイズ/SIMロック
ThinkPad X1 シリーズ X1 Titanium (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Carbon Gen 9 (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Yoga Gen 6 (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Fold (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Nano (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Carbon Gen 8 (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
X1 Yoga Gen 5 (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
ThinkPad X シリーズ X13 Yoga Gen2 (Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
X13 Gen 2 (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
X12 Detachable (Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
X13 Yoga (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
X13 (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
(Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
ThinkPad T シリーズ T14s Gen 2 (Foxconn X55)
5G:77/78/79
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/6/8/9/19
(Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
T15 Gen2 (Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
T14 Gen 2 (Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
T15 (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
T14 (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
T14s (Fibocom L860-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8
(Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
ThinkPad L シリーズ L15 Gen 2 (Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
 
L14 Gen 2 (Quectel EM120R-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41/42
3G:1/8/19
nanoSIM/SIMロック無し
L15 (Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し
L14 (Fibocom L850-GL)
4G:1/3/8/18/19/26/28/41
3G:1/8
nanoSIM/SIMロック無し

キャリアに割り当てられているバンド

こちらでは各キャリアに割り当てられているバンドの一覧を紹介しています。
ご利用になるThinkPadの対応バンドと照らし合わせて、利用可能なキャリアのSIMカードを選ぶのにご活用ください。

キャリア名 割り当てバンド
ドコモ 5G:n78/n79
4G:1/3/19/21/28/42
3G:1/6/19
au 5G:n77/n78
4G:1/3/11/18/26/28/41/42
ソフトバンク 5G:n77
4G:1/3/8/11/28/41/42
3G:1/8
楽天モバイル 5G:n77
4G:3/18(18はauのローミング)

楽天モバイルのバンド18に関しては、楽天で正式に割り当てられているLTEバンドは3のみで、新規事業参入という事もあり、エリアが狭い為、auのバンド18に接続できるようになっていますが、楽天自体のエリアが充実するにつれて、18はどんどん利用できなくなっていきます。
さらに、楽天モバイルでは自社回線の場合、データ容量無制限ですが、auのローミングエリアに関しては、高速通信7GBまでという縛りがあるので注意が必要です。

LTEモジュールについて

LTE通信をする為には、このLTE通信モジュールというパーツが必要になります
上記の対応バンド一覧の表に書いている(Foxconn X55)(Fibocom L850-GL)(Quectel EM120R-GL)がLTEモジュールになっています。
以下はFibocom L850-GL

ですので、機種によって、対応バンドが異なるというよりは、搭載されているLTEモジュールによって対応バンドが決まっています
同じ機種でも異なるLTE通信モジュールが搭載されている事もあるので、お使いのThinkPadに搭載されているLTE通信モジュールを確実に知りたい場合、デバイスマネージャーからネットワークアダプターを開くと搭載されているLTE通信モジュールが表示されます
Windows10/11のデバイスマネージャーはスタートメニューを開くWindowsのロゴを右クリックで表示される項目の中にあります

SIMロック解除について

LTE対応のThinkPadはSIMフリーですので、SIMロック解除は必要なく、対応するバンド内であればお好きなキャリアの回線での利用が可能となっております

利用可能な格安SIM一覧

この項目ではThinkPadで利用できるおススメの格安SIMを業者を紹介していきます。
ThinkPadに搭載されているLTE通信モジュールの対応バンドを見る限りでは、国内のキャリアの主要バンドは対応しているので、どのキャリアの回線でも利用可能となっています。
強いていうなら、3Gバンドに関してはauは規格が違い利用不可なので、3G通信の利用の必要な人はau回線以外を利用する必要があります
また、MVNO(格安SIM)の利用に関しては、ドコモ回線の格安SIMはたまに通信が途切れるといった情報もチラッとみましたね
ソレに関しては原因はよくわからないですが、繋ぎなおせば特に問題はなさそうです。

mineo

mineoは3キャリアの回線を提供している格安SIM業者で、お好きな回線を選択可能となっています

mineo(マイネオ)

月額料金

通話は利用しないので、データ専用のシングルタイプというプランになります
月額料金はコチラ

1GB 880円
5GB 1,265円
10GB 1,705円
20GB 1,925円

>>mineo公式ページ

IIJmio

IIJmioではドコモ回線とau回線の格安SIMを提供していて、ドコモ回線はタイプDというプラン、au回線はタイプAというプランになります
料金はどちらの回線も変わりません

IIJmio(みおふぉん)

月額料金

データ専用SIMのプラン料金はコチラ

2GB 748円
4GB 968円
8GB 1,408円
15GB 1,738円
20GB 1,958円

>>IIJmio(みおふぉん)

nuroモバイル

nuroモバイルは3キャリア対応

月額料金
お試しプラン0.2GB 330円
VSプラン3GB 627円
VMプラン5GB 825円
VLプラン8GB 1,320円

>>nuroモバイル

イオンモバイル

イオンモバイルはドコモ回線とau回線のプランを提供されています
細かい料金設定と大容量プランがあるのが特徴です。

イオンモバイル

月額料金(さいてきプラン)
1GB 528円
2GB 748円
3GB 858円
4GB 968円
5GB 1,078円
6GB 1,188円
7GB 1,298円
8GB 1,408円
9GB 1,518円
10GB 1,628円
月額料金(さいてきプランMORIMORI)
12GB 1,738円
14GB 1,848円
20GB 1,958円
30GB 3,938円
40GB 5,038円
50GB 6,138円
楽天モバイル

楽天回線エリアでの利用は通信量が無制限で利用できるので、楽天エリアでの利用が主な人は一番気になる業者だと思います。
楽天ではまだまだ全国では基地局が少なく自社エリア以外ではau回線での接続という方式をとっていますが、無制限で利用できるのは楽天の自社エリアのみなので注意が必要です。
auエリアでは高速通信は7GB。それを超えると1Mbpsの制限下で無制限となっています

月額料金

楽天モバイルでは、利用した通信量によって段階的な料金プランとなっています

~1GBまで 0円
1GB~3GBまで 1078円(税込)
3GB~20GB 2178円(税込)
20GB~無制限 3728円(税込)

その他の回線の格安SIM

ドコモ回線以外のその他の格安SIM業者も気になる方はコチラ

格安SIMの契約からThinkPadでの利用開始までステップバイステップ

いよいよ、格安SIMを契約し、ThinkPadで利用を開始するまでの具体的なステップを解説します。

ステップ1: SIMカードの申し込み方法

ほとんどの格安SIM会社は、ウェブサイトからのオンライン申し込みが主流です。

  1. 公式サイトへアクセス: 比較検討した結果、契約したい格安SIMの公式サイトへアクセスします。

  2. プラン選択: ThinkPadでの利用目的に合わせて、データ容量(例:5GB、10GB、20GBなど)とSIMの種類(データ専用SIMまたは音声通話SIM)を選びます。ThinkPadが対応するSIMカードのサイズ(nanoSIMまたはmicroSIM)を必ず選択してください。

  3. 本人確認書類のアップロード: 運転免許証やマイナンバーカードなどの画像を指示に従ってアップロードします。

  4. 支払い情報の入力: クレジットカード情報など、月額料金の支払い方法を入力します。

  5. MNP予約番号の入力(必要な場合のみ): 音声通話SIMで電話番号を引き継ぐ場合のみ、取得済みのMNP予約番号を入力します。

  6. 申し込み完了: 必要事項をすべて入力し、申し込みを完了させます。

ステップ2: SIMカードの到着とThinkPadへの挿入方法

申し込みから数日後、SIMカードが郵送されてきます。ThinkPadへの挿入はモデルによって異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。

  1. ThinkPadの電源を切る: まず、ThinkPadの電源を完全にシャットダウンします。

  2. SIMカードスロットを開ける:

    • 多くのThinkPadは、本体側面(機種によっては背面やバッテリー裏)にSIMカードトレイがあります。付属のSIMピン(またはペーパークリップの先)を小さな穴に差し込むとトレイが出てきます。

    • 一部の古いモデルや特定のThinkPadでは、バッテリーを取り外した内部にSIMスロットがある場合もあります。その際は、取扱説明書を参照してください。

  3. SIMカードを挿入する: 郵送されてきたSIMカードを、トレイの形状と切り欠きに合わせてしっかりと置きます。無理に押し込んだりせず、スムーズに入ることを確認してください。

  4. SIMカードトレイを戻す: トレイを本体にゆっくりと奥まで差し込みます。カチッと音がするまで押し込み、しっかりと閉まっているか確認しましょう。

  5. 電源を入れる: ThinkPadの電源を入れて、Windowsを起動させます。

ステップ3: APN設定の手順(Windows 10/11での解説)

SIMカードが認識されたら、インターネットに接続するために「APN設定(Access Point Name設定)」が必要です。これは、ThinkPadがインターネットへの接続先を教えてもらう作業です。Windows 10/11での設定手順は以下の通りです。

  1. 「設定」を開く:

    • Windows 10: 画面左下のスタートボタンを右クリックし、「設定」をクリックします。

    • Windows 11: 画面中央下のスタートボタンを右クリックし、「設定」をクリックします。

  2. 「ネットワークとインターネット」へ移動: 設定画面で「ネットワークとインターネット」をクリックします。

  3. 「携帯電話」を選択: 左側のメニューから「携帯電話」を選択します。

  4. 「詳細オプション」をクリック: 「携帯電話」の項目にある「詳細オプション」をクリックします。

  5. 「APNの追加」をクリック: 「APN」の項目で「APNの追加」ボタンをクリックします。

  6. APN情報の入力: ここで、契約した格安SIM会社から提供されたAPN情報を正確に入力します。

    • プロファイル名: 任意(例: mineo_D, IIJmio_LTEなど、自分で分かりやすい名前でOK)

    • APN: 各社のAPN情報を正確に入力(例: iijmio.jp, mineo-d.jp など)

    • ユーザー名: 各社のAPN情報に記載があれば入力(ない場合は空白でOK)

    • パスワード: 各社のAPN情報に記載があれば入力(ない場合は空白でOK)

    • サインイン情報(種類): 認証プロトコル。多くの場合「PAP」または「CHAP」ですが、不明な場合は「PAPまたはCHAP」を選択するか、空白のままで試します。

    • IPの種類: 「IPv4v6」または「IPv4」を選択。推奨は「IPv4v6」です。不明な場合は「IPv4v6」で試します。

    • プロキシサーバー: 空白

    入力が終わったら「保存」をクリックします。

  7. APNの選択と適用: 追加したAPNプロファイルが表示されるので、チェックボックスにチェックを入れて「適用」をクリックします。これで設定は完了です。

APN情報はどこで確認できるの? 契約した格安SIM会社の公式サイトや、SIMカードと一緒に送られてくる書類に必ず記載されています。「〇〇(格安SIM会社名) APN設定」で検索すると、簡単に見つけることができます。

SIMカードの場所

機種によって場所の違いがあるようですが、こちらの公式サイトでSIMカードの脱着寳保の動画が配信されていましたので、そちらの動画を参考にしてください
コチラのリンクから
https://pcsupport.lenovo.com/us/ja/products/laptops-and-netbooks/thinkpad-x-series-laptops/thinkpad-x1-carbon-type-20a7-20a8/videos/vid100780

APN設定

格安SIMを契約し、届いたSIMカードをThinkPadに挿入したら、ネットに接続できるようにAPN設定を行います
契約した通信事業者のアクセスポイントの設定になります。
楽天モバイルを含む、国内キャリアのAPNについてはWindowsにあらかじめ設定されているので、キャリアを選択するだけで利用可能となっていますが、格安SIMに関しては別途APN設定が必要となります。
1.設定画面を開き、[ネットワークとインターネット]を開きます
2.[携帯電話]→[詳細オプション]と開いていきます。
※[Windows で接続を維持する]にチェックが入っている場合は、チェックを外してください

3.[APN を追加します]を開きます
4.契約した格安SIM業者より受け取ったAPN設定情報を記入し設定します。
プロファイル名はわかりやすく契約した格安SIM業者の名称を記入
5.設定が完了したら、手順3の画面の携帯ネットワーク接続プロファイル一覧に手順4で作成したプロファイル名が追加されていますので、そちらを選択すれば接続完了です。

ステップ4: 動作確認とトラブルシューティング

APN設定が完了したら、実際にインターネットに接続できるかを確認しましょう。

  1. Wi-Fiをオフにする: 他の通信回線の影響を受けないよう、ThinkPadのWi-Fi機能をオフにします。

  2. ブラウザを起動: Webブラウザ(Microsoft Edge, Chromeなど)を起動し、適当なウェブサイト(例: Google)にアクセスしてみます。

  3. インターネット接続を確認: 問題なくページが表示されれば、データ通信が成功しています。

  4. アンテナピクトの確認: 画面右下のタスクバーにあるネットワークアイコンを確認し、アンテナピクトが表示され、データ通信が行われていることを示していればOKです。

接続できない場合のチェックリスト:

  • SIMカードは正しく挿入されていますか? 一度取り出して、向きや奥まで差し込まれているか再確認しましょう。

  • APN設定は間違っていませんか? スペルミスや大文字・小文字の間違いがないか、格安SIM会社の情報と一文字ずつ照らし合わせてください。

  • APNプロファイルは選択されていますか? 設定したAPNプロファイルにチェックが入っていることを確認してください。

  • 機内モードになっていませんか? Windowsの通知領域で機内モードがオフになっているか確認しましょう。

  • ThinkPadの再起動: 一度ThinkPadを再起動すると、設定が反映される場合があります。

  • SIMカードの不良: ごく稀にSIMカード自体が不良の場合があります。別の端末で試すか、契約会社に問い合わせてみましょう。

ThinkPadと格安SIMをより快適に使うためのヒント

ThinkPadと格安SIMの組み合わせをさらに有効活用するためのヒントをご紹介します。

  • データ容量の確認と節約術: Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用状況」で、各アプリのデータ使用量を確認できます。不要なバックグラウンド通信を制限したり、大容量ファイルのダウンロードはWi-Fi環境で行うなど、データ節約を心がけましょう。

  • テザリング機能の活用方法: ThinkPadがモバイルルーター代わりになるため、スマートフォンや他のデバイスのデータ通信量を節約できます。緊急時や一時的な利用に非常に便利です。

    • 設定方法は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルホットスポット」から設定できます。

  • デュアルSIM対応ThinkPadでの活用方法: もしお使いのThinkPadがデュアルSIM(物理SIM×2、または物理SIM+eSIM)に対応している場合、以下のような活用が考えられます。

    • ビジネス用とプライベート用で回線を分ける: 経費管理がしやすくなります。

    • メイン回線とサブ回線を使い分ける: メイン回線が速度制限にかかった際、サブ回線に切り替えてしのぐなど。

    • 海外渡航時に現地SIMと併用: 国内用のSIMを残しつつ、海外で現地の安価なSIMを利用できます。

  • セキュリティ対策(VPNの活用など): 外出先のフリーWi-Fiはセキュリティリスクがあるため、格安SIMのモバイル通信は比較的安全です。さらにセキュリティを高めたい場合は、VPN(Virtual Private Network)サービスの利用も検討しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q: なぜThinkPadで格安SIMを使うのですか?

A: ThinkPadで格安SIMを使う最大の理由は、外出先でもWi-Fi環境に縛られずにインターネットに接続できるようになるからです。カフェや移動中など、どこでも快適に作業を進められ、生産性が向上します。また、大手キャリアの契約に比べて月々の通信費用を大幅に削減できるという大きなメリットもあります。

Q: SIMカード対応のThinkPadかどうか確認する方法は?

A: 最も簡単なのは、ThinkPadの側面や背面をチェックし、SIMカードを挿入するためのトレイやスロットがあるかを確認することです。確実なのは、Windowsの「デバイスマネージャー」で「ネットワークアダプター」の項目に「WWAN」や「Mobile Broadband」といった記述がないか確認するか、ThinkPadのモデル名をLenovoの公式ウェブサイトで調べて製品仕様を確認することです。

Q: 格安SIMは本当に繋がりますか?

A: はい、格安SIMはドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、基本的には大手キャリアと同じ通信エリアで利用できます。 ただし、回線が混み合う時間帯(お昼休みや夕方など)には速度が一時的に低下する可能性があります。ご自身の利用シーンやエリアでの評判を確認することをおすすめします。

Q: APN設定は難しいですか?

A: いいえ、ご安心ください。APN設定は一見すると難しそうに感じますが、この記事の「APN設定の手順」で詳しく解説している通り、基本的には格安SIM会社から提供される情報を入力するだけの簡単な作業です。 多くの会社が分かりやすいガイドを提供していますし、不明な点があればサポートに問い合わせることもできます。

Q: 複数の格安SIMを試すことはできますか?

A: はい、可能です。特にIIJmioやNUROモバイルのようにeSIMに対応しているサービスであれば、物理SIMを抜き差しする手間なくプロファイルを切り替えることで、複数の格安SIMを試すことができます(同時に利用できるのは通常1つです)。ただし、契約ごとに初期費用や月額料金が発生しますので、費用と手間を考慮して検討しましょう。

まとめ:ThinkPadと格安SIMで、どこでも繋がる自由を手に入れよう!

この記事では、SIMカード対応のThinkPadを格安SIMで活用するための全てを網羅的に解説しました。

ThinkPadの持つ携帯性と性能、そして格安SIMによるコスト効率の高いモバイル通信を組み合わせることで、あなたのデジタルライフは大きく変わります。もう場所や通信環境に悩まされることなく、どこでも快適に作業やエンターテインメントを楽しめるようになるでしょう。

初期設定の不安も、この記事で解説したステップを参考にすれば大丈夫です。賢く格安SIMを選び、ThinkPadの真の力を引き出しましょう!

今回ご紹介したmineo、IIJmio、NUROモバイル、イオンモバイルは、どれもThinkPadユーザーにおすすめのサービスです。ぜひ、あなたのThinkPadに最適な一枚を見つけて、今日から「どこでも繋がる自由」を手に入れてください!

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