格安SIMの利用者数と各MVNO業者のシェア数

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先日、MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)というモバイルに特化した調査研究機関から、2016年3月格安SIMサービスの利用動向調査が発表されました。

格安SIMの利用率
格安SIMの利用率は11.5%という結果のようです。
88.5%のユーザーがドコモなどのキャリアを使っている状況をみると、MVNOの格安SIMを使ってる人は1割程度。
そう考えるとまだまだ利用者数は少なく感じますが、言い換えれば10人1人は格安SIMを利用しているという事になります。
そう聞くと、なんだか利用者が増えてきているなと思えますね。
契約プランの割合
音声プランが46.7%、データプランが53.3%
最近では、料金を安くする為では無く、ゲーム専用のスマホを持つ2台持ちの方などが増えているようで、ゲーム専用のスマホにデータ専用SIMを使う人なども多く、またタブレット端末を利用している人はキャリアより格安SIMを選択する場合が多いようで、そういった背景からデータ専用SIMを利用している人の方が多いのかもしれませんね。
最近では、格安SIMでも音声通話の定額制や通話料金が安くなるサービスも徐々に増えていますが、通話をよく使う人はキャリアのかけ放題を選んで、携帯番号を利用したメイン回線ではキャリアを選ぶ人が多いのだと思います。
格安SIMのシェア数
上位5位を紹介します

OCNモバイルONE16.4%
BIGLOBEモバイル7.8%
mineo 6.8%

という結果になってました。
去年MM総研という所が発表されてたシェア数情報では、1位のOCNは変わってませんが、楽天モバイルはランク外の、その他にまとめられているくらいのシェア数だったのに、一気にシェア数2位まで上りつめています。
楽天というネームバリューも大きいとは思いますが、かなり早くからTVCMの放映や、店頭受付の窓口を増やしたのよかったんでしょうか。

音声通話SIM(メイン回線)のシェア
上記のシェア数は格安SIMの契約者のシェアで、コチラは、音声通話SIMのシェアです。
音声通話SIMは、簡単に説明すると携帯電話番号による発着信ができるメイン回線です。

OCNモバイルONE11.3%
mineo 7.4%
イオンモバイル 6.8%

なんと、音声対応SIMだけのシェアでみると、楽天モバイルが断トツの1位という結果になってます。
1回5分までならカケ放題という、楽天でんわのサービスが要因だと思います。
楽天でんわはIP電話ではなく、プレフィックス方式というサービスで、通常の通話回線を利用したサービスなので、普通の通話と品質は変わりません。
IP電話はネット回線を利用した通話サービスなので、通信が悪い時など不具合も多く、メインの通話回線として使うには、あまり好ましくありません。
プレフィックス方式で通話定額のプランを打ち出した、楽天モバイルが音声通話対応のメイン回線での利用で一番選ばれているのだと思います。

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