格安SIM業者のかけ放題の通話プランをお調べの方向けに各業者を見比べやすい比較表や、おススメのかけ放題プランなどを紹介していきたいと思います。
かけ放題プランの比較一覧表
格安SIM業者って驚くくらい数あるので存在するすべての業者ではないですが、利用者の多い、おススメできる有名大手の格安SIM業者の通話プランを比較し易いように一覧にしてみました。
mineo(マイネオ) | 10分かけ放題(月額850円) 通話定額30(月額840円) 通話定額60(月額1,680円) ※通話定額30/60は月間30分/60分の無料通話ができるサービスです |
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IIJmio | 10分かけ放題|家族間は30分(月額830円) 3分かけ放題|家族間は10分(月額600円) |
楽天モバイル | 10分かけ放題(月額850円) |
5分かけ放題 無料通話60分 無料通話120分 無料通話180分 ※オプションでは無く基本プランとセットになっています |
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LINEモバイル | 10分かけ放題(月額880円) |
nuroモバイル | 10分かけ放題(月額800円) |
イオンモバイル | 10分かけ放題(月額850円) 050かけ放題|時間無制限の完全かけ放題(月額1,500円) |
格安SIM業者のかけ放題について
格安SIM業者では「プレフィックス通話」というサービスを利用して10分かけ放題などの通話サービスを提供しています。
この記事でも「プレフィクス通話」という言葉を多く使っているので、まずはプレフィックス通話の説明を簡単に説明していきます。
プレフィックス通話とは
プレフィックス通話は発信(電話をかける時)に通話料金が安くなる「中継電話設備」を一度通してから通話する仕組みになっています。
この中継電話設備を通す為には、相手番号の前に「プレフィックス番号」と呼ばれる番号を付与して発信する流れになります。
OCNモバイルONEを例にすると、OCNモバイルONE利用されているプレフィックス番号は「「0035-44」になっています。
なので、発信する場合「0035-44-090-0000-0000」といった具合に、相手番号の前にプレフィックス番号を付けて発信する事になります。
各社で提供されている通話アプリを利用して発信する事でこのプレフィックス番号というのは自動で付与される仕組みになっています。
電話帳なども現在利用中の物をそのまま利用でき、この各社が提供する「通話アプリ」を利用すれば電話帳の番号へも自動でプレフィックス番号が付与されます。
また、プレフィックス番号を付けて発信すれば良いので、アプリを使わず自分でプレフィックス番号をつけて発信しても同様に利用が可能です。
相手には自分の番号が通知される
プレフィックス通話を利用した場合でも番号通知は通常どおり、自分の電話番号が相手先に通知されます。
格安SIM業者別のかけ放題プランの詳細
mineo(マイネオ)のかけ放題
mineo(マイネオ)では3タイプのかけ放題があります。
定番の10分かけ放題に加え、通話定額30/60という3タイプのプランで、通話定額30/60は月間30分と60分の無料通話が付くオプションになります。
格安SIM業者のかけ放題というのは、プレフィックス通話というサービスが使われていて、「マイネオでんわ」というアプリを利用して発信を行いますが、10分かけ放題と通話定額30/60の大きな違いは、通話定額30/60の場合、「マイネオでんわ」アプリを利用しない通常の発信で利用できる所です。
とはいえ、最近ではプレフィックス通話を利用した「10分かけ放題」などの通話サービスが主流で、通話定額30/60はプレフィックス通話サービスが主流になる以前に開始された通話オプションなので、利用者は現在では少ないと思います。
「マイネオでんわ」を利用すれば普通にかけても、30秒10円なので30分600円です、通話定額30で月額840円のメリットが現在では無いに等しいと思います。
IIJmioのかけ放題
IIJmioでは2タイプのかけ放題のオプションがあります。
10分かけ放題と3分かけ放題の2タイプになり、他社と違う点があり同一名義の契約をしてある家族間の場合、10分かけ放題オプションの場合30分、3分かけ放題の場合10分までと、家族間通話が優遇されています。
総務省のデータでは日本人の平均通話時間は3分以内というデータもありますので、少しでも月額料金を節約したい場合、10分かけ放題だけではなく、3分という選択肢もあるのがIIJmioのかけ放題のポイントです。
月額料金は10分かけ放題が830円で3分かけ放題が600円となっており、230円程節約できます。
230円は少なく感じるかもしれませんが、年間だと2760円になり、ミニマムスタートプランの方だと約一か月分の利用料金に浮く事になりますね。
楽天モバイルのかけ放題
楽天モバイルのかけ放題も他社同様に10分かけ放題になっていますが、楽天モバイルの場合、メインのプランがスーパーホーダイというデータ容量と10分かけ放題がセットになったプランとなっています。
スーパーホーダイで契約される場合、10分かけ放題は別途オプション契約する必要はなくスーパーホーダイのプラン内に含まれています。
スーパーホーダイ以外の他社と同様のデータ容量と通話オプションを別々に契約できる組み合わせプランもあります。
2019年10月から楽天モバイルは自社で通信網を持ったキャリアになる事を発表されていて、立場的にはドコモ/au/ソフトバンクに続く第4のキャリアになります。通話プランなども来年以降は色々変わって行くかもしれませんね。
UQモバイルのかけ放題
UQモバイルでは5分かけ放題と、無料通話60分/120分/180分という4タイプの通話プランを提供されています。
しかし、UQモバイルでは通話プランはオプションではなく、基本プランにデータ容量と通話プランがセットになっています。
基本プランはデータ容量の違う、S/M/Lの3つのプランがあり、通話プランは5分かけ放題か、無料通話分のどちらかを選択する形になっています。
無料通話分のぴったりプランを選択される場合、Sなら60分、Mなら120分、Lなら180分の無料通話がついてきます。
かけ放題のおしゃべりプランを選択された場合はS/M/Lの全プラン共通で5分かけ放題になります。
UQモバイルの最大の特徴はこれらの通話サービスにプレフィックス通話を利用していない所です。
他社では「〇〇電話アプリ」といったプレフィックス通話を利用する為のアプリを利用して電話を利用しますが、UQモバイルではスマホに初めから入っている通常の通話アプリから発信できます。
逆にプレフィックス通話が無いので、5分かけ放題で5分を越えた場合や、無料通話分が無くなった場合、20円/30秒と通常の携帯の通話料金になり高額になってしまうので注意が必要です。
LINEモバイルのかけ放題
LINEモバイルでは10分かけ放題の通話オプションを提供されています。
LINEモバイルのかけ放題も、プレフィックス通話を利用したサービスで「いつでも電話」という通話アプリをつかっての利用になり、10分超えた場合などの通常料金は10円/30秒となっています。
10分かけ放題の月額料金は880円とそこまで他社との違いはないですが、他社と比べて平均より数十円ほど高い料金設定になっています。
nuroモバイルのかけ放題
nuroモバイルでは10分かけ放題の通話オプションを提供されています。
nuroモバイルのかけ放題も、プレフィックス通話を利用したサービスで「nuroモバイルでんわ」という通話アプリをつかっての利用になり、10分超えた場合などの通常料金は10円/30秒となっています。
イオンモバイルのかけ放題
イオンモバイルでは10分かけ放題と050かけ放題という2タイプのかけ放題を提供されています。
10分かけ放題の方は、他社と同様のプレフィックス通話を利用したサービスで「イオンでんわ」という通話アプリを使っての利用となります。
もう一つのかけ放題オプションの「050かけ放題」はIP電話を利用したかけ放題のサービスとなっていて、こちらのかけ放題は時間制限無しの完全かけ放題となっています。
050かけ放題はIP電話という、インターネット回線を利用した通話方式で、IP電話には専用の「050」からはじまる独自の電話番号があります。
050かけ放題を利用する場合、現在利用中の自分の電話番号から発信ができないというデメリットがあります。
050かけ放題で発信した場合、相手先に通知される番号はIP電話に付与された「050」からはじまる11桁の番号になってしまうという部分は注意したいポイントとなります。
とはいえ、格安SIM業者では非常に珍しい完全かけ放題のサービスとなっています。
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